2015/06/29 15:16

 あなたにとってのベストハンモックを手に入れたら、次に訪れる疑問はこれです。

「この中でどんな風に横になればいいの?」

◼︎ カーブを怖がらないで!

ハンモックの乗り方についての情報をシェアする前に、実はハンモックを楽しむのに正しい方法も間違った方法もほとんどないということをお伝えしておきます。
ハンモックの使い方がうまくいっていて、乗り心地が快適で、ご自身がよく眠れているのなら、それが正しい方法です。
これからお話しすることは、これまでの経験から得たちょっとしたテクニックや知識で、ハンモックに馴染みがないお客様や迷っているお客様にお役立て頂けたら幸いです。

快適なハンモックが届いたら、冷たいビールやマルガリータを用意して、あなたはお昼寝をしようとしているか、あるいは夜の眠りにつこうとしているかもしれません。
さあ、横になろうとセットアップしたハンモックを一目みます。次にじーっと眺めます。
そして、何かがおかしい、そう感じるでしょう。

"カーブしている・・・"

そう、ハンモックは美しい曲線を描いています。

「一体どうやってこんなバナナ型に曲がったものの中で眠れるんだ?」

この反応こそがまさに両側にスプレッダーバーが固定されたハンモック()が登場することになった理由です。
欧州文化に初めてハンモックが紹介されたとき、ハンモック特有のカーブした形が受け入れられず、人々はハンモックの安定性と可搬性を引き換えにして、より平らに寝るということを優先させました。
しかし、スプレッダーバーのハンモックが登場する遥か昔、レクリエーション用としてではなく寝具として何百年もの間ハンモックは使われてきました。
こんな大きなカーブの中で眠るなんて快適なはずがないから、ハンモックで寝ている人は毎晩悪夢にうなされていたのでしょうか?
それとも、他に寝具がなかったから仕方なくこんなブーメランみたいな物体の中で朝を迎えるしかなかったのでしょうか?
もちろん、どちらも違います。

STEP1: ハンモックセットアップによくある間違いを防ぐ

トレックライトギアのハンモックはセットアップが簡単なので、ほんの少しの知識があれば正しく取り付けることができます。
もしも低く取り付けすぎて地面に接触してしまったり、一方だけが高すぎるため傾斜したおかしなアングルになっている場合は、ご自身でも明らかに違うと気づかれるはずです。
ただし、ひとつだけ重要となるポイントがあります。

それは"ハンモックの両端を引っ張りすぎない"ことです。
平らな場所に寝ることに慣れているとハンモックもフラットにしようとするあまりピンと引っ張り、タイトに取り付けようとしてしまいがちですが、それは全くの間違いです。

中でフラットに寝るためにはハンモックの自然なカーブを保つことが極めて重要で、圧を感じさせないハンモックの表面によって、とても健康的にリラックスし、眠ることができるのです。
重要なことは、フラットにしようとしてハンモックを引っ張らず、あくまで自然なカーブを保つことです。

ハンモックを引っ張っても見た目はフラットに見えますが、中に入ると結局のところ中央が沈みます。
ハンモックを引っ張りすぎるとどのようなことが起こるか説明しましょう。

1. ハンモックの生地に全身を覆われてしまいます。両手をハンモックの外に出さない限り、まるでハンモックの壁に覆われているような状態になります。タイトフレームのハンモックは、本来ハンモックで感じるはずのない息苦しい閉塞感を与えてしまいます。
2. ハンモックが両サイドの窮屈な"壁"となるせいで、ハンモックの真ん中で身動きできない状態となり、スペースに余裕もなく、手足を動かしたり、体勢を変えることもできません。
3. 引っ張られたハンモックに荷重がかかると、圧力がより一層増します。これにより、木やポールに必要以上の負荷がかかり、ダメージを与える可能性が高くなります。

下の画像は、ハンモックを引っ張りすぎた取り付け方でスペースを失っている例です。
男性はいい笑顔で写っていますが、ダブルサイズのハンモックとは思えないほど窮屈そうです。


ダブルハンモックの良さはゆとりのある空間です。
体勢を変えたり、手足を十分に伸ばすことができるのはダブルサイズだからこそですが、タイトにセットアップすることでそのゆとりが失われてしまいます。

ですが、あまり神経質にならなくても大丈夫。
たとえピンと引っ張って設置したからといって、それが即座に不快な乗り心地となったり、悪い思い出につながるわけではありません。
それどころか、背中にロープの跡がくっきりつくハンモックと異なり、体に不快感を感じさせることなく地上から離れた解放感を味わうことはちゃんとできます。
ここで共有しているちょっとしたテクニックは、ハンモックの特徴を最大限に活かし、みなさんに『最高のハンモック体験』をして頂くためのものです。

STEP2: 緩く吊るす

STEP1で説明した通り、ハンモックをピンと張れば張るほど中のスペースが失われます。
それでは、同じダブルサイズのハンモックでも生地を緩めて吊るすとどれほどスペースにゆとりが出るか、STEP1の画像と違いを見比べてみて下さい。

Trek Light Gear創業者Seth Haberの言葉:ハンモックの生地が緩められハンモックそのものがリラックスした状態になると、あなたもすぐにハンモックと同じようにリラックスするでしょう。



ハンモックの生地を緩めると、手足を自由に動かすことができるほど十分な空間ができ、トレックライトギア ダブルハンモックの特徴である広さを満喫することができます。
特別な技術などなくても、ただハンモックの生地そのものを緩く吊るすだけでもっと快適に、もっと解放感いっぱいに、もっとリラックスした時間を過ごすことができるのです。

STEP3: 体の角度がすべてを変えます

これまで繰り返しハンモックを引っ張ってセットアップしないように、緩く吊るすようにとお伝えしてきた理由は、大きいダブルハンモックのゆったりとした幅を最大限に活かすためです。
ダブルサイズだからこそ可能な、適切なハンモックの乗り方を次にご紹介します。

1. ハンモックに乗る時は、中央にお尻からゆっくりと乗り、次いで足を中に入れます。
2. 両足を20から30センチほど片側に寄せます。乗り始めに比べて足の位置がより低く、よりフラットに近づけばOKです。
3. 同様に頭と上半身を反対側に寄せます。

お分かりでしょうか?
中央に真っ直ぐに乗るのではなく、全身をおよそ30度の角度にして横になります。
このようにすると、カーブしたハンモックの中でも平らに横になることができるのです。

ハンモックを正しく設置すると、中央が最も張るセクションとなり、サイドは緩い状態を保ちます。
ハンモックの中央に横になるということは、体がハンモックの固定したカーブにぴったり添うことになります。
しかし、体をわずかにシフトさせることで、いわばハンモックのカーブを断ち切るのです。
すると、ハンモックは体を優しく抱きかかえるように体の下で広がり、まさに圧を感じない理想的な寝る姿勢が実現できます。

完璧に平らに横たわろうとする必要はありません。
頭と足が少しだけ高く感じると思いますが、ハンモックの生地は脊椎の自然なカーブに添ってベストな形になっています。



◼︎ ハンモックでは横向きに寝られない?トレックライトギア ダブルハンモックならそんなことはありません。

30度の角度でより平らに寝られることによって、通常ならハンモックでは不可能な様々な寝る姿勢が可能になります。
横向きの姿勢で寝る方は多いと思います。
ハンモックに対角線に横になることで、ベッドで眠る時と同じように横向きで快適にハンモックの中でも寝ることができます。
さらに、丸まって眠る癖の方も、大きめに作られたトレックライトギア ダブルハンモックなら普段と同じ姿勢で寝られます。


それと、忘れてはならないのは、Trek Light Gearはひっくり返ったり、反転しないようにデザインされています。

そうしたハンモックを購入する際は、「寝返りを打つとハンモックが反転しますので、熟睡しないようにして下さい」と注意を受けると思います。

しかし、ハンモックに乗ったことのある方なら誰しもが同意されると思いますが、あれほど寝心地のいいハンモックの中で寝ないで下さいという方が無理があります。
肌に優しいやわらかい生地に包まれ、心地よい風を感じながら空を眺めていれば、体が緊張から解放され、脳も完全にリラックスして、気持ちよく眠りにつくのは自然な流れです。
眠らないよう気をつけなければいけない、さらにいつ落ちるか分からない不安を抱えながら乗るというのは、ハンモックの本来の魅力を全く発揮できていません。
Trek Light Gear社は、そうした反転・落下事故を防ぐために"No-Flip Design"という独自の設計を施していますので、安心してご使用頂けます。

ここにおもしろい事例があります。
普段は横向きで寝ているTrek Light Gear社のCEOは、多くの医師が仰向けが一番健康的な寝る姿勢だと言うため、何度もベッドで試してみましたが、結果はいつも横向きに戻っていました。
しかし、不思議なことにハンモックの中ではなぜか仰向けで、しかも快適に長時間安眠することができたのです。
長年の習慣を変えることができたのは一体なぜでしょうか?
答えは、寝返りと圧との関係にありました。

私たちは体にかかる圧を分散させるため一晩に何度もゴロゴロと寝返りをうちます。
圧を感じずに、体の自然な曲線に添った表面の上で眠ってみると、その違いに驚かされるでしょう。

米国睡眠医学会会員でもある頭頸部外科医Dr. Steven Parkによれば、脳の血液を循環させ、より呼吸をスムーズにするため、寝る時は仰向けで頭を少し高くする姿勢が最も健康的だそうです。
多くの先住民の文化には、西洋のように平らに寝るのではなく、ハンモックや他の器具を使って健康的な姿勢で寝る習慣があったのです。

__________________
さて、今回はここまでです。
様々なハンモックが販売されていますが、乗り方に付いて詳しく説明されたものはほとんどないため、ハンモックの魅力を最大限に引き出す乗り方について、これまでの経験から得た知識を可能な限り共有しようと書き進めていったら、思いの外長くなってしまいました。
最後までお付き合い頂き有り難う御座いました。
Myriadは、多くの方々にハンモックを快適に、そして安全に楽しんで頂くための取り組みを今後も行って参ります。

Enjoy Your Hammock Life!




***記事内の画像、文章を含むいかなる内容の転載・転用をお断り致します***